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2022.06.29

MAGAZINE

Mas の街歩きの旅 | vol.6 盛岡

皆さん、お久しぶりです。久しぶりの更新となってしまいました。
相変わらず、私は日本各地の美しい場所に足を運んでいます。

今回の私の街歩きの旅、第6回目は東北地方 岩手県の盛岡についてお話したいと思います。




「注文の多い料理店」を出版した光原社

宮沢賢治の「注文の多い料理店」を出版した事で知られている光原社。
ここには素晴らしい工芸品店があります。漆器から焼き物そして織物などの工芸品が日本中から集められています。量と質ともに私は日本一の民芸店に思います。
二階には世界の民芸品や小雑貨が沢山置いてあります。

光原社はいくつかのレトロな建物が中庭でつながっている造りになっていて、どこか懐かしい空間です。
中には宮沢賢治の記念館「マヂエル館」、私も行く度に立ち寄る喫茶店「可否館」があります。
そして中庭から離れて、通りを挟んだ向こうには光原社の別館「モーリオ」が。東北地方の工芸品と現代作家の生活雑貨が並んでいます。

盛岡駅からも歩いて10分弱なので、ぜひ皆さんにも行って欲しいお店ですね。


光原社
http://morioka-kogensya.sakura.ne.jp/index.htm


盛岡のソウルフード 福田パン

盛岡市民に愛されているコッペパン専門店「福田パン」。このお店はコッペパンに様々な具材やジャム、クリームを挟んでくれるパン屋さんです。
お客さんが注文をすると店員さんが目の前で挟んでくれます。

私が行った昼下がりでもひっきりなしにお客様が来て好きなパンを楽しそうに注文していました。
朝7時のオープンには行列ができることもあるんだとか。

ちなみに私はアン入りを2つ頼みました。そのパンは1つ1つが大きく、店先のベンチでは1個食べるのがやっとでした。
残りの1個はホテルに帰って食べましたが、その味が忘れられず盛岡の味になりました。

有限会社福田パン
岩手県盛岡市長田町12−11



喫茶店「羅針盤」

今回の旅で訪れたいと思っていた「羅針盤」。
看板もなくひっそりとした佇まいのため何度も通り越してい、街の人に聞いてやっと見つける事が出来ました。

店内に入って中に行くと、そこは静かにシャンソンが流れているのです。
これで私は心奪われました、それも静かな音量で勿論お客さんも当然静かな会話になっていました。

この喫茶店はコーヒーとチョコレートが有名で知られています。ドリップで落としたコーヒーの味は勿論素晴らしいものがあり、店内の漆喰の壁に濃い色の家具が身も心も落ち着かせてくれます。

私は店内に何か独特なすてきな匂いを感じました。それは僅かではありますが、直ぐに店の方に聞きましてそれがイタリアのサンタ・マリア・ノヴェッラというポプリだと知りました。


羅針盤
岩手県盛岡市中ノ橋通1丁目4−15
@rashinban__


岩手県立美術館

この美術館は広くて大きい現代美術館で、郷土出身のアーティストの作品が多く並びます。
様々な地の美術館を周っていますが、ここは撮影も自由に撮って楽しめ、現代の事情に反映してくれているのが嬉しいです。

それともう一つの楽しみはラウンジにある椅子。これはミッドセンチュリーの巨匠ジョージ・ネルソンの名作「ココナッツチェア」。
そこに気兼ねなく座る事ができるのです。

私が以前行った冬には、外に広がる小高い丘の雪景色を見ながら名作の椅子に座る。その時間は人生の幸を感じられます。

岩手県立美術館
岩手県盛岡市本宮字松幅12-3
http://www.ima.or.jp/


石川啄木と節子の「新婚の家」

ここは元々武家屋敷でその当時の趣を感じられる貴重な木造平屋建てとなっています。
入って係りの方が石川啄木と妻 節子が当時暮らした3週間の様子を大まかなに説明してくれます。その後お客さんはだれもおらず、私は一人ここで撮影を楽しむ事が出来ました。

啄木はここで間借りをしていて3週間しかこの家では過ごさなかったようですが、その時の様子を想像しながら見て周るのも貴重な時間でありました。


啄木新婚の家
岩手県盛岡市中央通3-17-18


盛岡の旅はここまで。
また、次の旅でお会いしましょう。




Masの街歩き盛岡でした。
2022年6月