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2021.04.23

MAGAZINE

Our special Mercado bag vol.1 – メルカドバッグができるまで –

私のメルカドバッグコレクション、使い始めて一番長い子で10年になります。
代表のMasが初めてメルカドバッグを日本に買い付けた時に、手に入れたカングレホのブラックは今でも現役で使っています。
(当時のメルカドバッグは持ち手が今より短くて、少し使いにくいんです。最近のバッグは持ち手が長くなっていますよ!)

私自身が身をもって、メルカドバッグは本当に丈夫で壊れないなぁと感じています。

そんな私のマストアイテム、メルカドバッグ。これってメキシコではなんだろう?と気になりませんか?
2回に渡ってご紹介していきます!

- メルカドバッグができるまで -

メルカドバッグの産地はオアハカと言われています。
そして、Letraでも取り扱いのあるパルマバスケットの産地もオアハカです。

実はこのパルマバスケット、メルカドバッグが出来るまでに関係があるんです。

「PALMA Basket(パルマバスケット)」とは、乾燥させたヤシの葉を染色して編んだかごのこと。
パルマバスケットはメキシコという国が存在するよりも前、過去何世紀にも渡って使用され、この編み方は古代メキシコ時代から伝わるとも言われています。

当時はこの軽くて優しい素材のパルマバスケットを頭に乗せて、物を運ぶために使われていました。

しかし80年代にパルマバスケットを編む職人が、別の素材で編んだ方がヤシの葉より丈夫なバッグが作れるのではないか!と思いつき、再生プラスチックの細いテープで編んだことからメルカドバッグが出来上がりました。
水に強く自立するメルカドバッグは、パルマバスケットよりも性能が高いこと、そして色とりどりのテープがカラフルでかわいい!と、街の女性たちの間に広く広まりました。

どこか編み方が似ていませんか?


- メルカドバッグの模様の秘密 -

メルカドバッグといえば、ひし形のお花のようなロンボ柄。
メキシコでよく目にする柄です。

ロンボの柄は、古代の宮殿を装飾する模様だったと言われています。

遺跡の建物の中に埋め込まれた模様は、メキシコの遺跡、テオティワカン、ミトラ、モンテアルバン、チチェン・イッツァなど、今でも考古学的な建築物やピラミッドにて見ることができます。

メルカドバッグには古代から伝わる編み方が時代と共に改良され、今の形になったという歴史がありました。
そしてロンボの柄には遺跡からのヒントがあるように、
ダイアモンドライン、カングレホなどそれぞれの柄にも意味があると言われています。

花柄でかわいい!と思っていたロンボ柄、奥が深く楽しいです!

是非、Limited SHOPにてお手に取って柄の違いをご覧ください!

  • Letra編集部 -okubo